やっと
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ちょっと、あまりに忙しくて、日記を書く時間があまりないのですが、
原書房の『本格ミステリ・ベスト10 2009』について、
検索して、ここへ来てくださる方が多いようなので、
いちおう書いておきます。
12月2日発売と聞いていますので、もうしばらくお待ちください。
来週の火曜日ですね。
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『本格ミステリ・ベスト10 2009』(原書房)のゲラが送られてきました。
目次を見ていると、テンションが上がります。
研究会メンバーの原稿は事前に見ることができるのですが、
各作家の近況のところなどは初めて目を通すので、
楽しいです。
各評論家の投票結果のところも、
あー、あの人らしいなとか、
ふーんとか思いながら見ることができて、楽しいです。
面識がなくても、ふだん書いておられるもので、
だいたいどのような趣味かわかるようなところはあるので、
その辺を念頭において、投票結果を見ると結構、楽しいものです。
ちなみに今回は
目玉の特集が個人的に結構オススメです。
それについては、また詳しく書こうと思いますが、
12月2日発売予定のようですので、
お楽しみに。
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私が所属している探偵小説研究会は、
今、『本格ミステリ・ベスト10 2009』(原書房)の出版へ向けての追い込みにかかっております。
画像は去年出た『本格ミステリ・ベスト10 2008』です。
今年は何色になるのでしょう?
去年は水色、一昨年は黄緑でした。
今年も復刊ミステリのコーナーと、
ブックレビューをいくつか担当させていただきました。
今年のベスト10順位は、(あまりいえませんが)「なるほど」という感じです。
12月になるかならないかぐらいの時期には
店頭に並ぶと思いますので、
もうしばらくお待ちください。
私自身も楽しみです。
探偵小説研究会のURLは、
http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/index.html
です。
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原書房から出る
『本格ミステリ・ベスト10』のブックレビューの担当が
ほぼ決まりました。。。
ということは、
ベスト10の投票結果が出た、ということですが。
言えなくて申し訳ないのですが、
なるほど
という感じです。
目の前に締め切りが迫っているので、
大急ぎで書きます。
今年はどんな表紙になるのでしょう?
楽しみです。
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藤野恵美の『ハルさん』(東京創元社)です。
昨年の『本格ミステリ・ベスト10』第23位。
自分はベスト5の投票では、票を入れなかったのですが、結構、好きな作品なので、書いておきたくなりました。
『ハルさん』は「日常の謎」系の本格ミステリなので、もちろん陰惨な殺人事件などは出てきません。とってもハートフルな父と娘の物語。
主人公の「ハルさん」こと春日部晴彦は、若くして妻を喪った、気の弱い人形作家。
幼い「ふうちゃん」こと春日部風里と二人で暮らしている。
連作短編になっていて、
第一話が「ふうちゃん」の幼稚園時代、第二話が小学校時代、第三話が中学校時代、第四話が高校時代、第五話が大学時代となっており、「ふうちゃん」が育ってゆく過程でさまざまな不思議な出来事が起ります。
「ふうちゃん」が幼稚園の友達の卵焼き泥棒の疑いをかけられたり、小学校の夏休みに失踪したり。
気の弱い「ハルさん」は、そのたびにうろたえるのですが、すると、「ハルさん」の頭の中に亡くなった妻の「瑠璃子さん」の声が聞こえてきて、すべてを見通す名探偵のように一つ一つ謎を解いていってくれます。
そうして、謎が解けるとともに、「ふうちゃん」も「ハルさん」も少しずつ一緒に成長してゆき、やがて「ふうちゃん」は綺麗なお嫁さんになってゆく、という物語。
「日常の謎」系の心臓でもある伏線もなかなかきっちり張られているので、むしろ、ミステリなどあまり読まないという入門者の方にも強くオススメの作品です。
女性らしい発想と、児童文学の作家らしい温かい視線がうまくかみ合って、本格ミステリとしてはちょっと物足りない部分もある(とくに後半は失速気味)とはいうものの、一人の女性の成長の物語として、あるいは娘を持つ一人の父親自身の成長の物語として、なかなか読んでいて楽しいものがあります。
とくに一話ごとの「ふうちゃん」の描き分けは見事で、絵本を手に持って無邪気に探偵衣装を着ていたあどけない「ふうちゃん」が、成長するにつれ男親の「ハルさん」からは見えない存在になってゆき、やがて真っ白なウェディング・ドレスの似合う素敵な女性に、少しずつ微妙に変化してゆきます。
そして、起こる事件の内容も、「ふうちゃん」の年齢に応じた事件がそれぞれ用意されています。
第五話のタイトルが「人形の家」であることも、「ふうちゃん」の成長の物語であることを表しているのかもしれません。
もちろん、「ふうちゃん」が離婚をしたりするわけではないのですが、人形作家である「ハルさん」がいくつかの人形を作りながら「ふうちゃん」を育ててゆくことで、最終的に「ふうちゃん」は〈人形〉ではなくて一人の〈人間〉として「ハルさん」のもとから巣立ってゆく、そんな意味合いがあるのかもしれません。
しかし、やはりタイトルが「ハルさん」なので、時間があれば「ハルさん」の成長についてもゆっくり考えてみたい気がします。
個人的には続編も期待したいところですが、これはこれで終わった方がいいのかもしれない、と思う部分もなくはないです。
ラストは結構、感動できます。
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昨夜、22時頃
原書房の『本格ミステリ・ベスト10 2008』の
投票を済ませました。
11月5日が締め切りだったので。
そして、
真夜中の12時半くらいに、
今年の本格ミステリのベストランキングの
速報結果が出ました。
ほほー、なるほど
という感じです。
今年は力作ぞろいの豊作だったと思います。
みなさんにお知らせできるのは、
やはり『本格ミステリ・ベスト10』の
刊行を待っていただくしかないのですが、
今、
探偵小説研究会では、
この真夜中に、ブックレビューの分担を
決めております。
今年から研究会に入った私も、
ある作品(第9位の作品)のブックレビューを
担当することになりました。
あと、もうひと頑張り。
ラストスパートです。
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また、
永いこと更新をサボってしまいましたが、
仕事に追われてました。
原書房の『本格ミステリ・ベスト10 2008』の
原稿の仕事です。
今回は、初の単独のコーナーも担当させてもらえて、
原稿用紙10枚ほどではあるのですが、
ずいぶん張り切っていたのです。
にもかかわらず、
結局また締め切りに遅れてしまい、
出版社の方や研究会の方にも
ご迷惑をおかけしてしまいました。
申し訳ございません。
が、
お仕事自体は、
しんどかったけれども、楽しかったです。
来年は、遅れないように頑張ります。
とにかく終わりました。
あとは、
ベスト10の投票と、
その投票結果から発生する(?)ブックレビューのお仕事です。
また、
締め直して頑張らないといけませんが、
とりあえずは、
寝ます。
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ここのところ自分自身を見失っている感じなので、
そういう時は、仕事仕事と、探偵小説のことばかり
考えるようにします。
私の人生においてつねに、孤独を癒してくれたものは、
探偵小説であり、謎と論理の物語の魅力であり、
名探偵の名推理であったわけです。
もうじき本格ベスト10の投票があるので、
そろそろおさらいをしていかないといけない状況です。
その今年のベスト10の上位に必ず食い込んでくるだろうな、と思っているのが、
(いくつかあるのですが)
三津田信三の『首無の如き祟るもの』(原書房)です。
東京の奥多摩地方の媛首(ひめかみ)村に代々続く、秘守(ひかみ)一族の次期当主の花嫁を選ぶ伝統的な儀式「婚舎の集い」において、殺人事件が勃発した。当主の長男・長寿郎の花嫁候補三人のうちの一人が首無し死体で発見される。しかも、現場からは長寿郎の姿も消えてしまうのだが、儀式の行なわれた山は、密室状態で、謎は深まる一方である。秘守一族は、いがみ合う三つの家が跡目を争っており、混乱が続く中、第二、第三の首無し死体まで発見されるのだ。古くから、秘守家を祟り続ける淡首(あおくび)様の怨霊の仕業か、それとも、巧妙なる連続殺人か……
首無し死体、四重の密室、男装の麗人、淡首様の祟り、謎の妖怪・首無しなど、本格ミステリファンだけでなく、ホラーファンも楽しめる要素がいっぱいのホラー系本格ミステリの傑作。
まず、やっぱり嬉しいのは、地方の旧家の因習に囲まれた土俗的な世界観。
まさに横溝ワールドの再生といった感じがミステリ・ファンには嬉しいところです。ああ、横溝正史が生きてたら、こんな新作を書くかもしれない、という雰囲気。読んでいると、自分も秘守家を(来訪者として)訪れていて、事件に立ち会っているようなリアリティを感じさせてくれます。
そして、もう一つ。戦後の探偵小説文壇の探偵小説ブームと世界観を接続させてくれているところも、ファンには嬉しいところ。
探偵小説通でない人には、とにかく首無し死体がゴロゴロ出てくるところを楽しんでもらえるといいかな、と。これでもか、という具合に、首が切断されます。
しかも、探偵小説においてはつねに、「なぜ切断されなければならなかったのか?」という命題があります。
それに対して、新しい解ではないのだけれども、いくつかを見事に複合させ、ひねってひねって、ひねりまくっているところに、この作品の魅力があります。
事件の真相を知った時、思わず「見事」と思いました。
本当に上手いです。
結末の二転三転(もっと)する、どんでん返しの連続にもびっくりさせられますし(ちょっとあざといかな? とも思ったのですが、ラストの結末で納得しました)、何よりも、「たった一つのある事実に気づきさえすれば」事件の謎が解けてしまう、というところがよくて、実際に探偵役の刀城言耶がそれを指摘したことによって、ぱたぱたぱたと謎が解けてゆく心地よさは、まさに本格の基本といった感じでたまりません。
私は、すっかり騙されてしまいました。
そして、ラストはホラーの味も、もちろん出てます。
全然、評論家らしいことが書けず、すみません。
ミステリについて書くときは、慎重になってしまいます。
もし、この作品について論じるのであれば、「探偵小説マニア」という切り口から入ることになるのかもしれません。
また、へこんだら、ミステリについて書いてみます。
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