奈良県立図書情報館
今、蒼井雄の『船富家の惨劇』の論文を書く関係で、熊野のことを調べているので、行ってみることにしたのだが、今までここを有効に使わなかったことを、行ってみて後悔した。
もちろん、蔵書量に関しては、大阪府立などには及ぶべくもないのだろうが、奈良に関することを調べるには、(奈良にしかないような資料も揃っており、なかなか便利なのである。
しかも、最大の魅力は、開館時間であろう。土日でも午後八時まで開館している。(大阪府立などは土日は午後五時まで。平日でも午後七時まで)。これは便利。土曜日の夜などは大学の図書館も閉まるし、資料調査を諦めていたところに、なかなかの朗報である。
アクセスはさすがにちょっと不便だが、私の家からは大阪府立に行くのとどっこいどっこいである。近鉄の新大宮の駅で降りて、バスで10分程度。歩くと30分くらい。
夕方、仕事が終ってから近鉄で新大宮まで行き、バスで図書館まで向かうことにしたのだが、「県立図書情報館前」というバス停で降りると、真っ暗な住宅街の中に降ろされ、図書館らしきものが見当らない。しばらくうろうろしてみると、暗闇の中に白い光を帯びた図書館がぼうっと浮かび上がる。ちょっと幻想的な風景に魅せられる。
近くの人に道を聞いて、少し遠回りをしてやっと辿り着いたのだが、庭園のようなものがあり、それが少しライトアップのような形にされていて、それもまた美しい。
ちょっとわかりにくいと思うのだが、庭は、(私の好きな)平城宮址の雰囲気にもどことなく似ているところがあって、広くて幾何学的な配置になっている。そこに点々とライトが用意されていて、それが幻想的な雰囲気を醸し出している。夜の大学(大宮学舎など)もライトアップされていて、なかなかいい雰囲気があるが、図書館でこういうのも悪くはない。興味のある人は、恋人を誘って、図書館デートというのもいかがだろうか。
コピーは1枚10円と良心的。館内にカフェもあるので、一日過ごすことも可能であろう。
司書の女性もなかなか親切で感じがいい。ただし、図書の出納とコピーを19時半までに終らせなければならないので、要注意。大阪府立などは、18時半まで(閉館19時)となっていても、結構、融通がきいて、18時半ギリギリでも本を出してくれるし、コピーにも行かせてくれるのだが、ここでは19時半には返却を済ませること。
奈良関連の公文書なども所蔵しているので、必要な方は是非、奈良県立図書情報館へ。
帰りは、30分、新大宮の駅まで歩いて帰った。
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