2007年3月16日 (金)

日下三蔵さんが一万人

先日、探偵小説研究会に初参加してきました。

というのも、私の歓迎会をしてくださったのです。

しかも、京都で開いてくださるという、申し訳ない状態。

一次会は京都の北の方の「オランダ屋」という喫茶店で。

作家の小森健太朗さん(代表作は『コミケ殺人事件』コミケ殺人事件 、昨年は、『魔夢十夜』魔夢十夜 も上梓。)、評論家の鷹城宏さん、つづみ綾さんと私の四人で。

主に、私の自己紹介と今の研究での興味について話し、探偵小説研究会がどのような活動をしているかについて説明していただきました。

本当に、みなさんには親切にしていただいて、あっという間に時間が過ぎてしまい、楽しい一日を過ごすことができました。

参加する前は、アホがバレて、とても恥ずかしい思いをするのではないか、とか、お話しについてゆけなくなり、とてつもなく凹んで帰るのではないか、といろいろ心配し、ガチガチに緊張していったのですが、気がついたら、一次会が終っており、「まだ帰りたくない」状態になっていた程で、こんなに楽しい思いは、本当に久しぶりでした。

よく、これまでさまざまな研究会や読書会に参加してきたものですが、つねに一抹の寂しさを感じていました。

それは、例えば、個人作家の研究会などに参加しても、メンバーはとてもいい人ばかりで、楽しいのだけれども、さて、その作家への愛情となると、集まっているみなさんと私とでは温度差があって、どことなく疎外感(他のメンバーが私を疎外しているのではありません。私が入りきれないのです。不勉強なもので)を感じていて、「ああ、これが探偵小説の集まりだったらどんなに素晴らしいだろう」とつねに思っていました。

それが、ついに実現した感じなのです。しかも、メンバーは日本のミステリ界で第一線で活躍されている作家や評論家の方たち。

私の興奮が伝わるでしょうか。

「ここが新たな私のホームになるといいのにな」というのが、正直な思いです。もちろん、そういうつもりで頑張って、みなさんの活動についてゆけるようにしたいと思っています。

二次会は、四条通りの東華菜館Photo_11 で、中華料理をいただきました。

070312_1932

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昔から建物は知っていたものの、初めて入ったので、ちょっと感動。

さらに評論家の千野帽子さん文藝ガーリッシュ    素敵な本に選ばれたくて。 や、波多野健さんもお忙しいのに駆けつけてくださって、いよいよ本格的に。しかも、波多野健さんが俳句の波多野爽波の息子さんだということも判明し、千野帽子さんが改めて畏まっておられました。

波多野さん、千野さんが来られる前の話題で、私の考えを述べさせていただいたものなんですが、子供たちがミステリを読む絶対数が減っているのでは、という話をして、十年後、二十年後、果たして本格ミステリの書き手は、今ほどに登場してくれるんだろうか、また、読者の需要そのものがなくなってゆくのではないだろうか、という不安を吐露したところ、解決策(?)として小森さんが提案(?)されたのですが、日下三蔵さんが一万人いれば、大丈夫だろうということになり、日下さんが一万人いるということは、その下のレベルの層はかなりの人数になり、裾野は大変なことになっているだろう、と。そうなると、本格は絶対に大丈夫に違いない。確かに。

で、そこから、日下さんが一万人おられると、古本の値段はとんでもない高騰をするだろう、そして、デイトレーダーは古本に投機し、毎日、古本の値の動きをチェックするようになるだろう、さらに論創社などはM&Aを仕掛けられ・・・・・・

と、なかばSF的な盛り上がりをして、爆笑と。盛り上がりました。

面白かったです。ハマッてしまいました。日下三蔵さんが一万人に・・・・・・

とにかく楽しい一日でした。一日でも早く東京例会の方に合流しなければ、と思います。

みなさま、本当にありがとうございました。これから頑張ります。

ただ、終ってから、やはり肩はガチガチに凝っておりまして、大変なことになってました・・・

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2006年12月 9日 (土)

『本格ミステリ・ベスト10 2007』

やっと出ました。

『本格ミステリ・ベスト10 2007』

本格ミステリ・ベスト10〈2007〉

やっぱり、自分の原稿が活字になるのは、いつも嬉しいものです。とくに今回は市販されている本なので。

でも、私の文章はともかく、2006年の本格ミステリの状況がよくわかるので、是非、手にとっていただきたいです。

中身に関しては、また少しずつ触れていきますが、やっぱり道尾秀介が来ましたか・・・・・・という感じです。今年は、道尾秀介と三津田信三と島田荘司の一年だった、というのは、まさにその通りだった、と思います。

自分のランキングでは、5位以内には道尾秀介を入れただけですが、かなり迷うのです。5作品しか投票できないので。

それと、ランキングの原稿の時に、法月綸太郎の『怪等グリフィン、絶体絶命』の「、絶体絶命」を書くのを忘れてしまって(自分では書いたつもりだったんですけど)、気づいた時にはもう遅く、法月先生には失礼なことになってしまいました。申し訳ありません。

反省。

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2006年11月12日 (日)

二度目のお詫び

長い間(2カ月もの間)、ブログをサボってしまい、申し訳ございません。

二度目のお詫びです。

ちょうどこの2カ月間、面倒な仕事を始めてしまい、その結果、まったく自分の時間が作れず、ブログを書く余裕がありませんでした。

そちらの仕事は先日、退職しましたので、もう大丈夫です。今後はまた、なるべく更新してゆくように努力してゆきますので、閲覧してくださっているみなさん、見捨てずに時々、覗いてやってください。

はじめから、その面倒な仕事を引き受けなければよかった、と今となっては思うのですが、まあ、これでよかったのかも、とも思います。身の回りが整理できてすっきりしました。今の職場は本当に楽しいので、なるべく続けたいのですが、生活が厳しいので、4月以降どうしよう・・・・・・といった状況です。

そんな風に2カ月もサボってきたブログを、見捨てずに時々、閲覧してくださっていた方、本当にありがとうございます。最近、ブログのアクセス解析のシステムが変わって、一日、何人の方が来てくださっているのかが、よりわかりやすくなりました。こんなにサボっているにも関わらず、この二ヶ月間、一日平均10人の方が来てくださっていて、見捨てずに見てくださっているようで、感謝の気持ちと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんなみなさんの期待に応えるためにも、ブログも含めて、もう一度、頑張らないといけないなあ、と思っております。

最近の状況ですが、作家の小森健太朗さんからの紹介で、原書房という出版社から、本格ミステリ・ベスト10 (2006)

『本格ミステリ・ベスト10 2007』(画像は2006年分)の原稿のお仕事をいただき、先週今週はそれに追われてました。12月の初めくらいには出ると思いますので、もし、興味を持っていただける方は、手にとっていただけると嬉しいです。私の原稿はともかく、今、第一線で活躍されているミステリの作家、評論家の先生の原稿は満載ですし、そして何より2005年11月から2006年10月の間に発売された本格ミステリのベスト10ですので、ブックガイドとして必ず役に立つことと思います。

2006年の本格ミステリの状況としては、評論面で、2005年に発表された東野圭吾の『容疑者Xの献身』容疑者Xの献身

をめぐる論争が、一番大きな出来事でした。私はどの立場に与するものでもありませんが、『容疑者Xの献身』は、小説としては本当に面白い小説ですので、オススメしておきます。ただ、個人的には、本格ミステリとしては、石持浅海の『扉は閉ざされたまま』(2005年2位)扉は閉ざされたまま や他の作品の方が、高く評価されるべきかな、と考えています(詳しくは、私のホームページ『天知探偵事務所』の探偵小説百花繚乱のページをご参照ください。そちらも長いこと更新していませんが・・・・・・。http://members14.tsukaeru.net/amachi/ )

作品の方では、そういった昨年のような目玉作品はないのですが、本格ミステリとしていい作品は結構あったように思います。また、このブログでも紹介してゆく予定ですが、ベスト5の投票は、「端正な本格」という言葉と「小説としての面白さ」ということにこだわって投票しました。さあ、今年は誰のどの作品が1位をとるのでしょう。子供の頃、歌番組「ザ・ベストテン」で、年末に年間ベスト10の発表があったのが、本当に楽しみだったのですが、それを待つような(?)気持ちだと言えば、ミステリ読者以外の方にはわかっていただけるでしょうか。ベストテンがわからへんか・・・・・

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